数の力を身につける18ステップ!
家庭でできるチェック&トレーニング【ステップ1】
習得目標年齢:3歳
幼児の数概念の発達は、数詞を「いち、に、さん、・・・・」と唱えることから始まります。
数詞が唱えられるようになってはじめて、数えることや数字を読むことが可能になります。
【課題】1から10まで唱える
数を「いち、に、さん、よん、ご、ろく、なな、はち、きゅう、じゅう」と唱えます。
練習のポイント
数を唱える練習は、日常の機会、特に行為の始まりや終わりを利用して行います。
例えば、お風呂から出るときに、「5まで数えてから出ようね」などと言って、一緒に「いち、に、さん、よん、ご」と唱えます。
ひとりで5まで唱えられるようになったら、唱える範囲を10まで延ばします。
10まで唱えられたら、次のステップに進むことができますが、その後も唱えられる数の範囲を15、20と延ばしていきます。
11からの数唱では、
「じゅういち、じゅうに、じゅうさん、・・」と一の位が「いち、に、さん、・・」と進んでいくこと、
「じゅう、にじゅう、さんじゅう、・・」と十の位も同じ規則で進んでいくこと(このとき、10だけは「いち」が省略される)
を理解させながら、数を系統的に捉えられるようにしていきます。
そうやって、就学するころまでに、100まで唱えられるようにしておきます。
また、子どもが30ぐらいまで唱えられるようになったら、降順に唱える練習も取り入れていきます。
ステップ10に入るまでには、「じゅう、きゅう、はち、なな、ろく、ご、よん、さん、に、いち」と唱えられるようにしておきましょう。
子どもの学びに関する多くの学術的知見を持っています。
また、6歳児から中高校生まで勉強を教えた経験があり、学力に与える学習の効果は、年齢が低いほど大きいことを痛感しています。
これらを生かして、効果的で再現性の高い子どもの学びのあり方や方法を提案していきます。よろしくお願いします。