【幼児の算数】○個ちょうだい(20までの数)~ 家庭でできるチェック&トレーニング(8)

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数の力を身につける18ステップ!
家庭でできるチェック&トレーニング【ステップ8】

習得目標年齢:4歳半~5歳半

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前のステップへ:【ステップ7】 こっちの手には何個ある?(5までの数)

【ステップ3】○個ちょうだい(10までの数)の発展課題です。
取り出せる個数を20にまで拡大するとともに、数体系への理解を深め、より効率的に数を把握できるようにしていきます。

【課題】指定した個数を取り出す(10~20個)

用意するもの:
 おはじき(25個ぐらい)

手続き

おはじきの山を子どもの前に置き、「13個ちょうだい」などと言って、その中から指定した個数を取り出してもらいます。

このような手続きを、11から20までの数をランダムに指定して、何回か繰り返します。

チェックポイント

20までの個数が取り出せることを確認するとともに、どのように取り出すか(計数の工夫)にも注目します。

数えるときに、次のような工夫が見られたら、集合数への理解が順調に進展していると考えてよいです。

[13個の取り出し方の例]
  • まず10個を取り出し、それらをまとめておいて、端数の3個を取り出す。(10と3で13)
  • まず5個を取り出し、さらに5個を取り出し、最後に端数の3個を取り出す。(5と5で10、10と3で13)
  • 「2、4、6、8、10、12」と2個ずつ数えて、最後の1個を合わせて「13個」と言う。
練習のポイント

まだ一つずつ数える方法でしか個数を把握できない子どもには、おはじきを5や10でまとめるようにアドバイスして、もっと把握しやすい方法があることに気づかせるようにします。

たとえば、取り出したおはじきを、以下のように5ずつまとめながら2列に並べると、数を系列的に捉えることができ、個数も把握しやすくなります。

[13個の場合の例]
○○○○○ ○○○○○
○○○
[16個の場合の例]
○○○○○ ○○○○○
○○○○○ ○

▶ 次のステップへ:【ステップ9】どちらがいくつ多い?(5までの数)(近日公開予定)

すみりょう

子どもの学びに関する多くの学術的知見を持っています。
また、6歳児から中高校生まで勉強を教えた経験があり、学力に与える学習の効果は、年齢が低いほど大きいことを痛感しています。
これらを生かして、効果的で再現性の高い子どもの学びのあり方や方法を提案していきます。よろしくお願いします。

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